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「明るい豊かな社会」の定義とは何なのか。また誰にとっての「明るい豊かな社会」であるのか。私たち青年会議所メンバーにとっては極めて重要な問題であります。この「明るい豊かな」という価値判断の源泉は個人が生活を通じて社会に抱く実感であると考えます。そして個人個人の実感がよりよく社会に反映されていて、かつ全ての市民にとって暮らしやすいと感じられる社会は「明るい豊かな社会」であると解します。
市民が主体となる「明るい豊かな社会」の出発点は個人的な実感から始まります。そして個人的な実感は、投票を通じて社会の合意となり、正当性を与えられて様々なまちづくりの施策へと形を変えていくのです。このように個人個人が生活者の目線から政治、即ちまちづくりに参加することが市民主権に他なりません。加えて市民主権の実現には、法に基づく情報公開の推進や政策評価のための正確な情報の把握と識別能力が不可欠であります。
本年度、市民主権推進委員会は、市民主体のまちづくりが積極的に行われることを目的として、市民主権推進のための基盤整備に取り組んで参ります。そのためには、まず、市民主権の前提となる情報を正確に把捉し識別する力についての理解を深め、その上で市民主権実現の場としての公開討論会の実施及び市民にとっての明るい豊かな普遍的価値について考える機会を創出して参ります。
この一連の取り組みを通じ、市民のまちづくりに対しての意識改革を促し、市民の一人ひとりが積極的にまちづくりに参加でき、自分だけでなく隣の人も幸せになってほしいという社会全体にとっての幸福を追求できるまちづくりが実践されることを目指して活動して参ります。 |
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