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あなたは自分の子供に何かを誇ることが出来ますか。そして子供達に尊敬される大人ですか。私達が子供のころを思い返してみると、多くの子供達が、自分自身の親もしくは大人達を尊敬し、自分もいつかそのような大人になりたいと願っていたように思います。しかし、今現在の子供達の多くは、我々がかつて抱いていた親や大人への尊敬の念を失ってしまったかのように、子が親を親と思わないような事件が頻発しております。一体なぜそのようになってしまったのでしょうか。
日本は戦後、日本国憲法を元に国を立て直してきました。その考えの中に個人の尊重というものがあり、日本人の多くが公より個に重点をおくようになり、教育基本法の前文でも個人の尊厳を重んじるようになりました。この個人の尊厳は、『何をするのも個人の自由だ』というように利己的に解釈されがちであり、その結果が自分勝手な振る舞いをする大人を増加させ、モラルの低下に繋がったように思います。このような中で育ったモラルの低い大人達が増加したことにより、子供達のお手本となる大人が少なくなってしまっていると思われます。
そこで本年度教育の拠り所探求委員会では、今一度、大人達が自分自身を見つめ直し、モラルのある大人として正しい行動をし、子供達に尊敬される大人となる為に何をすべきかを考えます。また子供達に背中を見せ、自分自身が子供達に誇れる大人として、子供達と真摯な気持ちで向き合いながら、自分自身の足りないものを認識して頂き、行動に移せるような事業を展開してまいります。
自分自身を誇れる大人になる事で、子供達は必ずその背中から何かを学び取るはずです。そしてその背中を見て育った子供達は、いつか自分自身も尊敬される大人になろうとし、そうした子供達が大人になっていく事により、モラルを持った次世代を担う親や大人が増え、明るい豊かな社会が実現する一助になると確信します。 |
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